絵に描いたものを形にしたい。
身体の一部を複製したい。
柔らかさを表現した、触ってもリアルな造形物を作りたい。
展示物や、プロモーションのための造形物など、「アートなシリコン作品」を作りたい。
シリコン独特の質感を生かした複製
しっとりとした柔らかい感触を持ち合わせている、シリコンならではの質感は感触を楽しむための造形物を作るのに適しています。
人間の皮膚、動物の皮膚などの質感をよりリアルに再現することができるため、他の材質では得られない感触で、触って楽しい造形物を作ることができます。
右の指は、人間の皮膚の質感にもっとも近い硬度10度のシリコンを使用して、 実際の人の指から型取りを行い、シリコンで複製したものです。
シワや爪の形状、指のサイズ感がそのまま複製することができます。
よりリアルに仕上げるために色味にもこだわり、何度も調整を行っています。
実際にあるものからの複製
食べ物や身の回りにあるものを複製する場合、そのものから型取りを行い複製していきます。
ハマチの握りは、シャリ、ハマチのそれぞれ別に型取りを行いました。
その後、本物のシャリとハマチの硬さになるよう調合したシリコンで半透明の複製を製作しました。
よりリアルな陰影と色味をつけるために、この場合は色味を後付けという方法を取りました。
絵に描いたものを再現
最近ではミュージアムまでできたという大人気のウンチさんを
よりリアルに再現しました。
絵に描いた大きなウンチさんから3Dのデータ作成を行い、3Dプリンターで型を製作しました。
また、表面のデコボコした質感を再現するために、型の表面に後加工を行い、よりリアルな質感に仕上げました。
一番大きいところで直径30cmはあるため、表面だけシリコンで仕上げる方法を取り、 中を中空にしたため、軽量な詰め物を入れて底面の蓋を閉じて仕上げました。
「ぜひ触ってもらいたい」というご要望から、リアルな柔らかさを求めて数回サンプル製作を行い、ご希望の質感を再現することができました。
陰影や汚れた感じを表現するため、後から表面に色味を足しています。