シリコン接着

シリコンが接着できずにあきらめていた方、やむをえず溶着や切削、焼付を選択している方に朗報!
ゴムの中でも優れた性能を持つ素材であるシリコンは、弱点として非接着性であるため、接着剤の使用がほぼできません。
特殊な接着剤を使ったとしても、接着力が足りず、採用が難しい場合があると思います。

ワイテックでは、シリコンの接着技術で異材はもちろん、シリコン同士の接着も可能になりました。
もちろん強固な溶着加工も行っておりますので、欲しい強度に応じて加工をお選びいただけます。

今まで使えなかった、ほしいところにシリコンを使っていきましょう。

接着・溶着で作りたいものは、どんなものですか?

 シリコン接着を選ぶ基準とは? 

 

ホントにそれって適切な強度ですか?


シリコン接着の比較

通常、シリコンのエンドレス加工や立体加工をする場合、「溶着加工」を選択します。溶着には高引裂きに負けない引っ張り強度を持つというメリットがあります。

また、シリコンを異素材へくっつける場合は「焼付」を選ぶことがほとんどで、「焼付」には異素材への強固な接着ができるというメリットがあります。


しかしそれほどの強度が必要ない場合には、過剰品質になり、
それだけ特殊加工のコストがかかって きてしまうことがあります。

引っ張り方向への特別な強度が必要ない場合であれば、「接着加工」でコスト削減、さらに自由な形状にも柔軟に対応することができるようになります。

接着加工は、「金型なし」必要があれば「簡易治具のみ」で1個からオーダーができます。
もちろん、「エンドレス溶着 + フランジ部接着」といった、溶着と接着の組み合わせも対応可能です。

ワイテックでは、接着、溶着、焼付とシリコンでできること全てを視野に入れ、ニーズやコストに合わせた適切な方法をご提案させていただきます。


シリコン+シリコンの立体接着

・まだ試作の初期段階で、とりあえずコストをおさえて形状や質感を見てみたい。

・大きさが大きすぎて、型を作って成型するのではコストがかかりすぎる。

・難しい形状のため、成型では断られた

・シリコンシートを切り貼りするだけで必要な形状を作ることができる。

シリコンで任意の形状を作る際に、型を使った成型を選択できない場合があります。

接着で、成型や注型でできない、任意の形状に近い形までもっていくことができることができるかもしれません。

あくまでも手加工になりますので、緻密な精度がでないことや、エアー残りの可能性はありますが、 型から作り上げるのではなく、シリコン接着で形になるのであれば、型費がかからずコストを大幅に抑えることができるかもしれません。

シリコンの立体接着の強度

シリコン+シリコンの接着の強度は、引きはがそうとしたときに、母材のシリコンが壊れるくらいの強度です。ほぼ一体型になってしまっていると言った方が近い状態です。
シリコン成型の手段のひとつとして、「接着」もぜひご検討してみてください。
※シリコンにも種類がいろいろありますので、製品支給の場合は 接着強度のテストを行うことをおすすめします。

シリコン製品に接着で追加工をする

・シリコンの成型品にチューブを取り付けたい

・試作品の一部に、少しだけ厚みを持たせたい

・中空にするため、端面を接着してほしい

試作段階や、図面変更などで形状を少しだけ変えないといけない場合や、成型品に汎用のシリコン製品を取り付けたりする場合に、追加工を接着にて行います。

試作の流れの中から成型後に追加工を行う場合も多くありますが、持ち込みのシリコン製品にも追加工が可能です。

シリコン製品の裂け・キズ・穴の補修

シリコン補修

シリコンはキズが入るとそこから非常に裂けやすく、ほんの少しのキズでも機能に影響がある場合は破棄という判断を しなくてはいけない場合があります。
コスト面からみると小さなキズだけで破棄するというのも、生産管理からするとキズの製品を使い続けるのも悩みどころです。

その破棄してしまうシリコン製品に「補修」という、選択肢はいかがでしょうか。

弊社の補修で使用する材料は、食品衛生法適合品で物性的にもほぼRTVシリコンの物性を持ち合わせています。 シリコンダクトなどで使用される、高引き裂きシリコン製の製品も、用途や機能によっては「補修」で十分満たすことができる場合があります。

シリコン製ダクト フランジ・リブの接着

シリコンダクト フランジ

・高引裂きシリコンダクトにフランジを接着

・ダクトの口元にリブ接着して口元の引き裂き防止

・口径が大きいダクトにフランジを接着

シリコンダクトに、円フランジや角フランジ、を金型なしで垂直に接着することができます。
高引き裂きシリコンダクトのエンドレスは「溶着」にて、フランジは「接着」でといった組み合わせにも対応いたします。

もちろん、既存のダクトを持ち込んでの加工も可能です。
溶着で断られてしまった形状、コストが合わない、といった場合は、ぜひご相談ください。

シリコン + 両面テープ

シリコン両面テープ
シリコン両面テープ

既存シリコンの表面をKIWAMIにて改質することにより、両面テープを貼り付けることができるようになります。
高引裂きシリコンを3cm×9cmの帯状に切り下から約3cmのところに市販の両面テープを張り、引張り試験をしました。引張り方向は矢印の方向です。接着処理をしていないシリコンは、非接着性の為すぐにはがれてしまいましたが、接着処理を施したものは強く引っ張ってもなかなかはがれませんでした。

ワイテックでは、両面テープ付きシリコンの強度を試していただくためにサンプルをご用意しております。送料無料ですので、下のボタンよりご用件欄に「両面テープ付きシリコンサンプル希望」とご記入頂きますとスムーズです。

シリコン + 樹脂・金属

シリコンと金属の接着、樹脂との接着

シリコンがくっつかない。

この問題で一番苦労される方が多い
「シリコン+樹脂・金属」です。

市販のシリコン用接着剤や、専用プライマーを塗布したとしても、 接着強度が思った以上に弱く、基準を満たしてくれないこともあると思います。

ワイテックではシリコン用の接着剤を販売しているのではなく、 問題のシリコンの表面を改質したり、 母材の材質に合わせて接着方法を検討することにより、 求める接着強度を実現するお手伝いをさせていただきます。

シリコン 溶着加工

シリコン溶着加工
引き裂き強度は従来シリコンの約2倍

シリコンとは元々「非付着性」だから溶着出来ないのは当たり前。そんな常識を覆す溶着技術で、従来必要であったシリコンの3次元加工の金型無しで1個から製作可能な溶着加工技術です。

高引裂きシリコン溶着加工の特徴

  • 金型なしで立体形状が1個から製作可能
  • シリコンの優れた特性、耐熱・耐冷・対薬品性はそのまま持ち合わせています
  • ダクトやシュートなど、振動部分のジョイントとして活躍しています
  • JISフランジ形状や異形(丸型から角型へのジョイント)も可能です

高引裂きシリコン 溶着加工例

額縁 シリコン溶着

額縁形状の溶着加工です。
溶着する事で、シートサイズ以上の規格外パッキンも製作可能となりました。
厚み・サイズは任意に変更可能です。

シリコン溶着 ダクト

丸・テーパー筒状溶着と角・丸フランジ立体溶着品です。
ふるい機、振動機等の揺動部分の繋ぎダクトとして、通常の布ダクトには無い柔軟性と長寿命を実現し、しかも半透明の為、流体物の確認作業も容易になりました。





試作開発
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シリコン接着加工
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